糖尿病・生活習慣病外来・代謝内科
当院での治療について
糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を、食事・運動・薬物療法を組み合わせて総合的に管理します。
日本糖尿病学会の最新ガイドラインに準拠し、HbA1cや腎機能、体重・血圧も含めた多面的な管理を実施。心血管リスクが高い方にはSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬も導入を検討し、合併症予防を重視した治療を行っています。
なぜ治療が必要なのか
糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、症状が乏しいまま進行し、長期的な管理が必要です。
適切な治療とコントロールにより、神経障害・網膜症・腎臓病、さらには心筋梗塞や脳卒中などの合併症を予防し、生活の質(QOL)を守ることができます。
私たちは、患者さまと目標を共有し、一人ひとりに合った治療法を提案します。
また、合併症の早期発見・治療のために、腎臓内科・眼科・循環器内科などの専門医と連携し、総合的にサポートします。
糖尿病専門医とは
糖尿病専門医は、日本糖尿病学会の厳しい研修と試験を経て取得できる専門資格です。内科の研修を終えた後、さらに3年以上の専門的な研修を受け、多くの症例経験を積み、筆記試験や面接試験に合格する必要があります。資格取得には高度な知識と実践経験が求められ、決して簡単に取得できるものではありません。
また、資格取得後も最新の知識を維持・向上させるため、定期的な研修や学会発表が義務付けられ、5年ごとの厳格な審査を通過しなければ更新できません。糖尿病専門医は、患者の診療・指導を行うだけでなく、医療チームのリーダーとして、かかりつけ医との連携を通じて地域医療にも貢献しています。
治療ガイドとしての役割
治療は、単に数値を改善するだけではなく、患者さまの人生を支えるものです。
私たちは「治療ガイド」として、目標を理解し、不安に寄り添いながら、食事・運動・薬物療法をエビデンスに基づいて提案します。
ライフスタイルや経済的な負担も考慮し、誤った方向に進まないようサポートしながら、人生100年時代を自分らしく生き抜くお手伝いをします。
対象疾患
- 2型糖尿病・1型糖尿病・その他の糖尿病
- 高血圧症
- 脂質異常症(高コレステロール血症)
- 痛風・高尿酸血症
- 肥満症・メタボリックシンドローム
- 生活習慣病による慢性腎臓病