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腎臓内科

腎臓内科とは

腎臓内科では、腎臓の機能異常や尿の異常を伴う病気の診断・治療・管理を行います。腎臓は「体のフィルター」として老廃物を排出し、体内の水分・電解質・酸塩基バランスを保つ重要な臓器です。

腎臓の異常は、初期には症状が現れにくいため、「沈黙の臓器」とも呼ばれます。健康診断で「尿たんぱく」「血清クレアチニン」などの異常を指摘された方や、高血圧・糖尿病・痛風といった生活習慣病をお持ちの方は、早めの評価と継続的な管理が必要です。

当院では、慢性腎臓病(CKD)をはじめとした幅広い腎疾患に対応しており、進行を抑える治療や生活指導、必要に応じて透析の準備や導入支援も行っています。地域のかかりつけ医として、腎機能を守る診療を大切にしています。

代表的な腎臓疾患

慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)

高血圧や糖尿病、加齢などを背景に腎機能が徐々に低下していく状態で、日本では成人の8人に1人が該当します。CKDは心筋梗塞・脳卒中のリスクも高めるため、腎臓と心血管の両面からの管理が必要です。

当院では、以下のような対応を行います:

  • eGFRや尿たんぱくなどを用いた早期評価とステージ分類
  • 食事療法(塩分・たんぱく制限など)と栄養士との連携
  • 高血圧や糖尿病との連携治療(ARB、SGLT2阻害薬など)
  • 腎機能悪化に応じた透析準備・専門病院紹介

 


糖尿病性腎症

糖尿病により腎臓の細い血管が障害されることで、尿たんぱくが出現し、進行すると透析が必要になることもあります。尿検査での早期発見と血糖・血圧・脂質のコントロールがカギとなります。


ネフローゼ症候群・慢性糸球体腎炎

尿たんぱくが高度に出る病気で、むくみや高コレステロール血症、腎機能低下を引き起こします。検査・診断には腎生検(腎臓の組織を一部採取)を要する場合もあり、専門病院と連携して対応します。


急性腎障害(AKI)

薬剤や脱水、感染などが原因で腎機能が急激に低下する病態です。特に高齢者や心不全患者ではリスクが高く、早期の診断と原因除去が重要です。

 


透析導入支援・管理

進行性の腎疾患において、透析が必要となる時期を見極め、タイミングよく導入できるよう厳密に管理してサポートします。

当院の取り組みと地域連携

  • 尿たんぱく陽性やeGFR低下の早期診断と定期モニタリング
  • 栄養指導や薬剤調整を含む多面的な保存期管理
  • 当院ならではの循環器・糖尿病内科・リウマチ科などの併診・連携対応
  • 近隣施設とのスムーズな紹介体制

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